道具にお金をかけるより、たくさんの釣り場に立つことをモットーにしているチープです。Follow @tsurito___
GW意外と時間が作れなくて、どこかでやろうと思っていたリールのセルフメンテをやっと行うことができました。
今回オーバーホールを行うのはPENNから出ているスラマー3。心優しき釣友から格安で譲ってもらいましたので早速分解をしてみました。
今回の記事は特に中身もなく中途半端なものなので、暇で暇で仕方ない方はどうぞ。
堅牢性がとんでもないPENNスラマー3
アメリカらしい検証でタフネスさを証明
まずは下の動画を。
リールを砂に埋めて海水でジャバジャバ洗うテスト。
海水にドブ漬けしながらリールをジャカ巻して耐水テスト。
最初に見たときは思わず笑ってしまいましたが、これだけ酷な事やってもリールにはほぼ影響なさそう。
なかなか日本リールにはない特徴で、好きな方にはグッとくるのではないでしょうか?
スラマー3のスペック
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻き取り長(cm) | ベアリング | PEラインキャパ(m) | |
5500 | 642 | 5.6 | 18 | 98 | 7/1 | 3号-300 |
6500 | 715 | 5.6 | 18 | 106 | 7/1 | 4号-300 |
6500HS | 728 | 6.2 | 18 | 121 | 7/1 | 5号-300 |
8500 | 881 | 4.7 | 23 | 107 | 7/1 | 8号-300 |
8500HS | 894 | 5.3 | 23 | 126 | 7/1 | 8号-350 |
スペックはこんな感じで、今回譲ってもらったのは6500HS。
主に青物キャスティングに使用する予定で、PEラインの6号を巻く予定です。
スラマー3を分解すると…剛性の評判に納得
PENNリールお馴染みの使用前のグリスアップ
PENNのリールには、デフォルトで青い硬めのグリスがたっぷり塗られており、これを一旦除いて新たにグリスアップするのがPENNユーザーの恒例行事。
ついでにスラマー3の中身をちょっと見てみましょう。
ハンドルを取ると防水パッキン(他にも数カ所あり)が入っています。
国産リールとは違い、ローターを取らずともボディは3本のネジを取るだけで超簡単に開きます。
ここで注目したいのはオシレーションスライダーが上下の2点で支えられていること。
同じPENNの下位機種のバトルやコンフリクトだと、下記画像のように上側のパーツのみで支えられています。(ちょっと分かりにくくすみません…)
しかし、スラマー3は上下で支えられているため…きっと強い(はず)。
さらにピニオンギアだけでなく、全てのギアが真鍮製のためタフネスさはかなり高そう=重い…。
とりあえずペンリールお馴染みの青いグリスを洗浄し、新しくグリスアップしたら完了です。
ハンドルノブ内にウェイトあり
ハンドルノブの中はこんな感じ。
実はウェイトが入っており…、これだけで84.8gもあります。
意味のあるものなのでしょうが、とりあえず取っ払いました。
ナットのサイズは国産のリールに使用されているようなサイズではありませんが、モンキーレンチで普通に外せました。
タフネス&タフネスなPENNスラマー3
国内リールの傾向としては、軽さ・強さ・巻き心地などがアピールポイントとなっていますが、PENNのリール…特に今回のスラマー3は耐久性・頑丈さ…要は壊れにくさを重視しているようです。
下の動画でも言われているように、ダイワのキャタリナのギアと比べて厚みがあり、圧倒的に軸も太く潔さが気持ちいいくらい。
巻き心地や軽さは捨てており、”漢のリール”感が半端ない…。
傷や多少巻き心地が悪くなっても、気にせずガンガン使えて壊れにくく”道具”として優秀なリール。
これから使っていくのが楽しみです。