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今回はここ最近とくに理由もなく再生回数が多くなっている、Beverlyというバンドの2ndアルバム「The Blue Swell」を紹介していきます。
分厚いギター・ポップ・女性ボーカル・浮遊感というキーワードが刺さる方はオススメです
こんな方におすすめ
- シューゲイザーのような轟音ギターと浮遊感のある音楽が大好き方。
- 90年代のオルタナティブロックが好きな方。
- Vivian Girls、Dum Dum Girls,The Pains of Being Pure at Heartあたりも好きな方。
- 4ADやサブポップ、クリエイションといったキーワードが気になる方。
BeverlyはNYで結成されたガールズデュオバンド
NYはブルックリンで2013年に結成されたデュオで、2020年現在までに2枚のアルバムを出しています。
メンバーはかつてVivian GirlsやDum Dum Girlsに在籍していたフランキー・ローズと、The Pains of Being Pure at Heartのメンバーであったドリュー・シトロン。
…なんていくつかのメディアで記載があるが…多分これは1stアルバム時のメンバーのようで、現在はドリューとスコット・ローゼンタール?という人でやっている様子?(英語版wikiより…この手のバンドは情報少ない…)
どんな音かといえばこんな感じ…1stアルバムから。
くぅーー!!出だしの厚いギターの音から、気だるい感じのヴォーカルがたまらない!
いわゆるインディーオルタナティブロックっていう音ですね。
女性フロントのTeenage Fanclubなどと紹介されたりしているようですが、雰囲気でいうとThe Breeders(元Pixiesのキム・ディールの別バンド)やParakeet(Yuckのドイマリコの別バンド)に近い感じです。
Beverly「The Blue Swell」
アルバムレビュー
1作目の「Careers」で評価を上げ、メンバーの入れ替わりを経てリリースされた2作目。
轟音ギターに女性ボーカルのロウファイな雰囲気というのは変わらず、明るくドリーミーなポップさが加わり、4AD系の音に近いようなサウンドになっています。
なかでも、The Pains Of Being Pure At Heartのキップとの共作・共演の「Victoria」はポップでいかにもシングル向きな曲。
前作は全体を通して退廃的な感じでしたが、こういう雰囲気が加わったのはドリューのThe Pains Of Being Pure At Heartでの経験+キップか作品に加わった事による影響でしょうか?
前作以上のクオリティかつ、インディーロックの雰囲気は失なっていない素晴らしい内容です。
アルバム内のオススメの曲
Crooked Cop
ガーリーなTeenage Fanclubという感じの曲。
出だしのドタドタしたドラムからキラキラしたギターが入ってくるのはなんだかそれっぽい。
You Said It
煙たい雰囲気に轟音ギターで浮遊感のある1曲。
Victoria
The Pains Of Being Pure At Heartのキップとの共作・共演の曲…完全にツボ。
South Collins
マイブラのような雰囲気。
煙たい、フワフワ、ノイジーで揺らぐ厚いギターの中にキラキラした音、女性の呟くようなウィスパーボイス…もう説明は不要ですね。
The Smokey Pines
アルバム中の他の曲とは異なり、緩い雰囲気でギターポップっぽい。
90年代オルタナティブロック好きにオススメ
革新的なことや新しい音楽をやっているわけではありませんが、やっぱりこの手の音が大好きだな…と改めて思いながら聞いているBeverly。
活動が続いているのか?新しい作品を出すのか?そのへんの情報が入りにくいですが、次のアルバムも楽しみに気長に待ちたいと思います。