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自作ロッドケース。釣り遠征に持っていきたい格安&軽量&簡単な自作ロッドケースを紹介。

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自作した軽量ロッドケース

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道具にお金をかけるより、たくさんの釣り場に立つことをモットーにしているチープです。

 

先日海外遠征へ行ってきて、一番困ったのロッドケース。

 

手持ちのロッドケースでは、今回持っていくロッドとサイズが合わないため選択肢は2つ。

・市販のロッドケースを購入

・ロッドケースを自作する

仕舞寸法181cmのロッドが入るケースとなると種類が限られ、もちろん価格も高価な物しかありません。

ちーぷ
ということで当然ロッドケースを自作一択です。

今回はそんなロッドケースの自作方法を紹介していくので、同じようにロッドケースの作成を考えている方は参考にどうぞ。

ボイド管で自作する遠征用のロッドケース

軽量&安価なボイド管でロッドケースを自作

ロッドケースを自作する方の多くが使用している塩ビ管

ちーぷ
でも塩ビ管は重いっす…。

ということで、今回の候補にあがったのはボイド管という、配管工事などに使われる紙製の管。

ボイド管

紙製とはいえかなり固く、手で強く押しても、足で踏んでも凹んだりはしないため、強度はなかなかのもの。

さらに紙製なので軽量で、価格も塩ビ管よりも安いです。

 

調べてみると、ボイド管でロッドケースを自作している記事も発見。

そしてなによりホームセンターの方から、長モノを海外配送する時に実際にボイド管に入れて送る方もいる、ということを教えてもらったのでボイド管で自作することに決定。

 

しかし塩ビ管と違って蓋などのパーツ類は殆どないので、そのへんはどうにかアイデアと、先人達の知恵を借りてカバーしてみます。

ボイド管ロッドケースのメリット

紙製なので軽い

ある程度の強度がある

価格が安い

紙製のため塩ビ管に比べれば、カットして長さの調整がしやすい

ボイド管ロッドケースのデメリット

塩ビ管に比べれば強度は落ちる

蓋や金具などのパーツが少ない

紙製なのでもしかすると雨や水に弱いかも?(未検証)

ボイド管ロッドケースの自作方法

準備物

ボイド管(今回は内径100mm、長さ2mを使用)

滑り止めシート

100均の布

ホースバンド

ショルダーベルト

D管付きベルト(似たようなので代用可)

カラースプレー(お好みで)

緩衝材

ボイド管 ¥425、滑り止めシート ¥100、布 ¥100、ホースバンド ¥150×4、緩衝材 ¥262、カラースプレー ¥100×3。

ショルダーベルトとD管付きベルトは手持ちの物。

合計で¥1787でした。

 

ボイド管はホームセンターで入手可能。

ボイド管

ただし、サイズによっては在庫切れの場合もあるので要店舗確認。

滑り止めシートはこれ。

滑り止めシート

100均でもホームセンターでも入手可能。

布も100均で購入したクッションシートというやつ。

クッションシート

なんでもいいですが、歩く時に底を擦るため少し厚めの丈夫なやつがオススメです。

これがホースバンド。

ホームセンターで売っているホースベルト

ホームセンターで格安で手に入り、適合サイズのレパートリーも豊富。

ショルダーベルトとD管付きベルトは、今回は手持ちのものを使用。

ショルダーベルトとD管

100均で代用できるものがありそうでしたし、ショルダーバッグなどからも流用できそうです。

カラースプレーは100均のものを使用しましたが、作成するロッドケースのサイズによってはホームセンターで大型のスプレーを購入したほうが安くなりそうです。

100均のカラースプレー

緩衝材もホームセンターで購入。

ロッドの破損を防ぐ緩衝材

自作ボイド管ロッドケースの作成手順

ちーぷ
早速作っていきます!塗料の乾燥を除いた作業時間は15分程で十分です。

ボイド管をカラースプレーで塗装。

ボイド管をスプレーで塗装

塗装は必須ではないのでお好みで

下手くそなので塗ムラができたり、液垂れしまくっていますが、まあいいでしょう。

塗装で塗りムラができた

塗装が乾くまでしばらく放置。

 

乾いたら滑り止めシートを適当に切って、ボイド管の好みの位置に巻きつけて、その上からD管付きベルトとホースバンドを装着。

ロッドケースにベルトをはめる

ホースバンドで滑り止めシートとD管ベルトを押さえつけているだけ

同じ工程でもう一つ装着し、ショルダーベルトも付けます。

ロッドケースにベルトを装着

身長やロッドケースの長さに合わせて、ベルトの設置位置はお好みで簡単に調整可能

適当に布をカットして、ボイド管の先端にあててホースバンドを装着。

ロッドケースに布で蓋をする

反対側も同じように装着して完成。

ロッドケースの両側に布で蓋をする

ロッドを中に入れる時には、ロッドの両先端を緩衝材で包んで入れてみました。

ロッドケースに入れる際に緩衝材を装着

念の為、蓋をする前に両側へ追加の緩衝材を入れてあげればバッチリではないでしょうか。

ロッドケースの破損を防ぐため緩衝材を入れる

長さに関してはカットなどで調整することなく、2mの長さでちょうどよく収まりました。

塗装が乾く時間を除けば、作業全体で15分あれば完成できて、難しいことも面倒くさいことも一切ありません。

ロッドケースの自作は塩ビ管が一般的…しかし?

塩ビ管ロッドケース検索結果

ロッドケースを自作する場合、塩ビ管で作成するのが一般的かと思います。(通称:バズーカ)

それに従って、最初はバズーカの自作を検討していましたが、塩ビ管はどうしてもそれなりに重量が。

 

塩ビ管のメリットもあり、丈夫ということはもちろん、ロッドケースを作成するためのパーツが充実しています。

簡単に装着できるキャップ付きの蓋や、ベルトを装着するための金具などなど…。

(この辺が揃っていて簡単に作成できるため、塩ビ管を使う方が多いのかも…?)

 

しかしやはり重いというのは大きなデメリット。

飛行機への預け荷物の重量制限もありますし、移動時の機動性も下がります。

 

塩ビ管の種類には、自作ロッドケースに一般的に使用されるVP管とは別に、LP管(ライト管)という軽量タイプも一応あります。

しかし、VP管とサイズが異なるため互換性がなく、蓋や金具などのパーツがあまり充実していませんでした。

内径100mmの自作ロッドケースでロッドは何本入る?重さは?

自作ロッドケースに入れた4本のロッド

今回ボイド管で自作したロッドケースは長さ2m・内径100mmのサイズ。

入れたロッドは全部で4本。

・オフショア用のキャスティングロッド×2(ツナ用1本、シイラ用1本)

・オフショア用のジギングロッド×1

・ボートシーバスロッド×1

全てスピニングロッドに加えて、ツナロッドのガイドはかなりの大きさのため、この本数でギリギリでした。

 

ガイド経が小さいベイトロッドだとかなりの本数が入りそうですし、スピニングロッドでもライトロッドなどだともう少し多く入れることができると思います。

ただしその場合は、ボイド管のサイズを落としたほうが軽くなるし良さそうですね。

 

長さ2m・内径100mmの完成時の重量で約1.6kg。

中にロッドを入れた状態での合計は約2.6kg。

自作ロッドケースとロッドの合計重量

ロッドケース+ロッド4本でこの重量は、ボイド管ならでは。(ヘビーロッドもありますし)

自作ボイド管ロッドケースを海外遠征釣行に持って行った

自作ロッドケースをマレーシア釣行へ

今回自作ボイド管ロッドケースを持って、エアアジアに乗ってマレーシアへ行ってきました。

行きは時間の都合上トランジット(乗り継ぎ)あり、帰りは直行便を利用。

 

帰国後の気になるロッドケースの様子は、シールを剥がした際や擦れでケースの塗装が軽く剥がれてはいましたが、ボイド管自体に凹みなどはなく、中のロッドも無事に戻ってきました。

遠征終了後のロッドケース

また、今回はツアーではなく単独釣行だったため、なにかと細かい移動も多かったのですが、ボイド管の軽量性が活きて、特に重さが気になることはありませんでした。

 

小さなドライバーをバッグに忍ばせておけば、サッと蓋の開け締めもできます。

キャップタイプに比べれば多少は手間ですが、そこまでストレスを感じることはなく、この方法は個人的に大正解。

ちーぷ
ロッドケースの蓋を開ける回数なんて、遠征中はそもそも少ないですしね。

もちろんしっかりネジを締め込んであれば、ズレたり外れる事もまずありませんでした。

自作ロッドケースは軽量なボイド管が安価で機動性も高い

空港でのピックアップ

今回自作ロッドケース(バズーカ)を作る時に一般的な塩ビ管ではなく、ボイド管を使用してみましたが、結果としては大正解で旅を終えることができました。

 

今回のような内径100mm・長さ2mのサイズになれば、塩ビ管だとかなり重くなりますが、ボイド管の軽量性によって機動力が向上したのが一番のメリット。

旅先での動きやすさが違います。

ちーぷ
ボイド管こそLTコンセプトだわ。

ただし、もし真似してロッドがケースが破損しても責任は取れませんので、慎重派な方には既製品、もしくは自作でも丈夫な塩ビ管のロッドケースをおすすめします。

 

同じようなガンガン行こうぜタイプの方はぜひ参考にどうぞ。

 

 

 

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