道具にお金をかけるより、たくさんの釣り場に立つことをモットーにしているチープです。Follow @tsurito___
夏の暑い日の水面に、くるくるとカタクチイワシが回っている様子を見たことはありますか?
しばらく眺めていると、「ボコッ!!」とシーバスが出たり、「ジュボッ!」っとチヌやキビレが出てきたりと、釣り人なら大興奮間違い無しの状況です。
くるくるイワシパターンと呼ばれており(九州だけなのでしょうか?)、状況がいいとかなり楽しいこの釣り方。
今回はそんなくるくるイワシパターンを紹介していきます。
くるくるイワシパターンとおすすめのルアーを解説
なぜイワシはくるくると回る?
水面をくるくると回るカタクチイワシ達。
見ていて不思議なくらい、他の生き物から捕食しやすそうな状態になっています。
最初は大型魚に襲われてパニックになっているのかと思っていましたが、実際は別の原因があるようで、調べてみると寄生虫によるものらしい。
その正体はガラクトソマムという寄生虫なのだが、夏の期間の水温24-27℃の頃に発病し魚の神経を圧迫するため、水面をくるくると回るあの独特の泳ぎになるそうです。
その理由としては、ガラクトソマムの終宿主となる鳥に食べてもらいやすくするためで、寄生虫さん頭良すぎてビビります。
使用するルアーはトップウォータープラグ
このくるくるイワシが出ている状況では、高確率でフィッシュイーターが付いており、周囲でボコボコとボイルが連発する状況を見ることができます。
私が釣りをする地域では、そんなくるくるイワシパターンのメインターゲットといえば、シーバスとチヌ・キビレ達。
そしてこのおいしい状況の時に投げるルアーといえば、そりゃーもうトッププラグしかありません。
ボコボコと周囲がボイルしている中にトップを通すと、ドーン!と派手なバイトが出てくる様子はなんとも言えません。
泳ぐ姿はくるくるイワシとそっくりなDUELのシルバードッグ
そんなくるくるイワシパターンで、個人的なお気に入りルアーはDUELのシルバードッグ。
泳ぎが綺麗で操作もしやすく、さらに価格も安いという非常に優秀なルアーで、トップゲームの先発投手。
その動きは、水面でひょこひょこと泳いでいるイワシそのもの。
くるくるイワシパターン狙いでよく行くエリアでは、地元アングラーからもかなりの支持率で、その時期の釣り場で最もよく見かけるルアーの一つです。
くるくるイワシパターンはトップルアーで狙って釣る
(おそらく)各地の暑い時期限定で、見ることができるであろうくるくるイワシパターン。
他の釣りとは一味違う、トッププラグで狙って釣る醍醐味を楽しめる非常にエキサイティングな釣り方です。
もし、水面でくるくると回っているイワシを見つけたら、トッププラグを投げてみてはいかがでしょうか?