道具にお金をかけるより、たくさんの釣り場に立つことをモットーにしているチープです。Follow @tsurito___
年末年始の宮崎のオオニベ釣行で知り合った方から、北海道釣行のお誘いが入り「こんな機会がないとなかなか行かないな…」ということで、GW期間に北海道へ遠征に行ってきました。
狙うターゲットは、もちろんトラウト達。
なかでもやっぱり釣りたいのはイトウ。
昨年夏の高知のアカメもそうですが、やはり釣り人なら一度は憧れる魚なのではないでしょうか?
イトウの他にも北海道には、サクラマスや大型のニジマスなど魅力的な魚がたくさんいるので、そういう魚達とも出会いたい…。。。
そんな魅力たっぷりな、北海道釣行の様子をお伝えしていきます。
イトウとは?日本最大の淡水魚。
サケ目サケ科イトウ属に分類される、日本最大の淡水魚のイトウ。
成長すると1m、大きいものだと1.5mほどになり、記録上は2.1mというサイズも捕獲されています。
現在国内だと北海道の限られた地域のみに生息しており、アカメと同様に、絶滅危惧IB類(絶滅危惧IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの)に指定されている希少な魚。
その希少さ、メーターオーバーを狙えるサイズ感、魚体の格好良さなどから釣り人から釣り人憧れの魚となっています。
初の北海道上陸…やっぱり寒い…
今回初の北海道上陸となるチープ。
北海道はこちら(九州)との違いがたくさんありすぎて、移動しているだけで面白いです。
まず、少し中心部から離れると道に信号がほとんどなく、ノンストップで車を走らせることができ、北海道の広さを実感。
そんなノンストップで走っている車が止まる場合があるのですが、その原因は”鹿”や”狐”といった野生動物達。
特に鹿は個体数が多いのかよく見かけ、頻繁に道路に出てくるためかなりヒヤヒヤでした。
他にも雪で路側帯が見えなくなるので、上から標識が出ていたり、風景が雄大で「ここ日本じゃないだろう…」と呟きたくなるような海外っぽい景色ばかり。
道北方面でイトウを狙う
スタートは河口部分から
拠点の場所から釣りのポイントまで約400km移動するということで、早速北海道の釣りの過酷さを味わう事ができました。
約5時間の移動の後、まずは河口付近からスタートです。
狙うのはイトウ。
…なのですが時期が早かったのか本当になにもなく、今回の釣行に誘ってくれたSさんにアメマスがヒットしたのみ。
他に気配もなかったので、ポイントを移動することに。
ポイント移動後…念願のイトウとご対面
本来ならばコルクグリップのトラウトロッド…といきたいのですが、そんなの持ってないので、EVAグリップのロッド…雰囲気は全くなし!
流れ込みからミノーをドリフトさせ…巻かない…巻かない…魚がついてそうな場所でリールを巻いて反転させて…
北海道初ヒット!
心の準備ができて無くドタバタとやり取りをし、不格好なランディングが完了。
斑点がニジマスとも違うし…ヤマメとも明らかに違う…?
あれ…??まさか…
Sさんに「多分イトウです!笑(まだ不安)」と確認してもらうと正解の返答。
急に興奮してきて小さい声で「すげぇ〜すげぇ〜」を連発。
人生初のトラウト狙いでイトウとは…なんと贅沢…。。。
まだまだ魚は溜まっていそうでしたが、ルアーへの反応がなくなったため再度場所を移動します。
海イトウ狙いでサイズアップを試みるも…不発
幾つかポイントを回りましたが、魚からの反応はなかったので、一気に海へ場所を移します。
直前まで知りませんでしたが、イトウは降海するため海でも狙うことができ、海サクラや海アメならぬ”海イトウ”と呼ばれているとか。
しかし寒い…この日は気温が下がる予報に加えて、オホーツク海から吹く風が冷たくめちゃめちゃ冷える…。。。
ポイントから上がったタイミングで、この日の夜からまとまった雪が積もるとの予報が出たため、急いで撤退をすることに。
北海道・猿払限定販売の箔押しイトウステッカーにクリアファイル。
「ホテルさるふつ」さんの売店にてお取り扱い頂いております?#ホテルさるふつ #猿払 #イトウ#トキシン #TOXIN #村田金箔 pic.twitter.com/IyK72FhX9c— 時川真一 (@tokishin66) April 27, 2019
海サクラを狙いに道南方面へ
海サクラの回遊するサーフへ
積雪による撤退によって大幅にプランが変更となり、道南方面で海サクラが好調ということだったので、翌日はサーフから海サクラを狙いに。
ここからSさんの釣り仲間の方々も加わっての釣行となります。
サーフに何人も並んで釣りをする光景は、なんだか宮崎のオオニベの時と被ります。
日の出より少し前からポイントに入り釣りを開始しますが、なかなか魚らしい反応はありません…。
延々とキャストを繰り返していくと、時合がきたのか周りのアングラー達がバタバタと魚を掛けていきます。
北海道での海サクラ狙い鉄板ルアー
北海道の海サクラ狙いの鉄板ルアー「ジャクソン・アスリート」。
値段は安くはないですが…、ここが使い時でしょう!
郷に入れば郷に従え
これが遠征釣行の鉄則です。
で…釣果は…
回収間際で食ってきたアメマス…所謂海アメと言うやつですね!
結局海サクラは釣れませんでしが、初魚種を追加でとりあえず満足です。
ブラウントラウト狙いは夜の湖へ
暗くなる前にポイントへ
海サクラ狙いから戻ると次は夜間の釣行…せっかくのGW、せっかくなので詰め詰めで釣りです。
ここではブラウントラウトが狙えるとのこと。
ポイントに着いたらルアーの動きや飛距離、地形を確認して、闇夜での釣りに備えます。
小さめのミノーからスタートし、周りが見えなくなったタイミングでヒット!
ビックリしながらやり取りしていると痛恨のラインブレイク…。。。
ここでの鉄板と言われて買っておいたルアーが早々にリタイアし、他のルアーを試すも魚からの反応が激減。。。
意外なルアーにヒット!?
とりあえず手持ちのルアーをローテーションさせて、反応してくれるルアーを探す。
そしてついに…
コンコンコン…ゴン!!
前アタリがはっきりと分かるヒット。
魚がジャンプして暴れている波紋と音が広がり、ドラグ音も響く。
先程まで静寂な暗闇だったのが一転し、急に周りも気持ちも騒がしくなり体中が興奮しているのが分かる。
ジャンプしてフックアウトするのが怖いので、できるだけ抑えるようロッドを寝かせて寄せて…。
なんと初のブラウントラウトは53cmと良型。
そしてヒットルアーは画像の上にちょろっと見えているimaのコモモ。。。
その後もアタリはありますが、フッキングまで持って行けずこの日は終了となりました。
北海道遠征〜中編〜へ続きます
とりあえず遠征の前半はこんな感じ。
北海道の自然の懐の深さを実感でき、九州の釣りとは全く違う雰囲気にただただ圧倒されました。
それにしても初トラウト狙いの釣行で、贅沢な釣果過ぎてこの後が大丈夫か心配になるほど。。。
北海道のグルメ&観光はほぼ無視した遠征なので、そこぐらいはいいですよね??
使用タックル
※下記の前モデルを使用