最近あまり釣りにも行けてないので、久しぶりに音楽紹介記事。
90年代に活躍したThe Sundaysの1stアルバムの紹介です。
The Sundaysについて
1988年に結成され、1990年代に3枚のアルバムを残して去っていったイギリスのオルタナティブバンド。
紅一点のボーカル担当ハリエットの透明感のある歌声と、アルペジオの効いた美しいギターの音色がバンドの音の基本。
聞いてわかると思いますが、思いっきりThe Smithsの影響を受けており、ジョニー・マーのようなギターの音色に、ハリエットの歌い方もモリッシーを意識しているように聞こえます。
(1stアルバムはThe Smithsが所属していたラフ・トレードからリリース)
The Sundays / Reading, Writing and Arithmetic(1990)
アルバムレビュー
The Sundaysの最も人気のある作品の、1990年にリリースされた1stアルバム「Reading, Writing and Arithmetic」。
直訳すると「読み書きそろばん」みたいな意味だけど、邦題は「天使のささやき」。
1980年後半〜90年初頭といえば、UKの音楽シーンはストーンローゼズやハッピー・マンデーズによって引き起こされたマッドチェスタームーブメントから、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインやライドを筆頭にしたシューゲイザームーブメントへの移行期。
さらにはアメリカではニルヴァーナやパール・ジャムを代表としたグランジロックが盛り上がっていた頃。
そんな世の音楽シーンとはちょっと離れた音楽性で、上で挙げたバンド達が絶賛盛り上がっている中リリースされた「Reading, Writing and Arithmetic」。
商業的にも成功し日本でも人気なのですが…、、、
やはり同時代にリリースされた他作品が強烈すぎて、クオリティに対してちょっと影が薄め??
(1990年といえば、ライド/ノーホエア、ソニック・ユース/GOO、ザ・ラーズ /ザ・ラーズ、ピクシーズ/ボサノバ…などなどがリリースされた年)
しかし、内容は非常に素晴らしいアルバムで、1曲目のハリエットの力強い「You Know〜」の歌い出しで、強烈にもっていかれます。
演奏もメロディーも曲もいいのですが、やはりThe Sundaysはハリエットの歌声が唯一無二のもの。
アルバム全体で美しい曲が多く聴きやすいのですが、少しダークさのある雰囲気を持っている、いかにもUKインディーロック的な作品。
アルバム内のオススメ曲
Skin&Bones
Here's Where The Story Ends
Can't Be Sure
You're Not the Only One I Know
「The Sundays」はこんな方へオススメ
The Smiths好きの方
80年〜90年代のUK音楽が好きな方
Travis、初期Coldplay、初期Radioheadなんかが好きな方
透明感のある女性ボーカルが好きな方
AmazonやBOOK OFFにて中古で格安で売られているのを良く見るので、気になった方は是非一度どうぞ。
アルバム3枚ともすごくいい作品なのですが、聴き始めるならやはり1stからがオススメです。
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