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高知浦戸湾アカメ釣りの詳細。実際に118cmを釣ったルアーや釣り方などを詳しく紹介。

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浦戸湾で釣れたアカメ

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道具にお金をかけるより、たくさんの釣り場に立つことをモットーにしているチープです。

 

先日行ってきました高知浦戸湾へのアカメ遠征

船長さんや高知の方と運のお陰により、なんとか77cmを泳がせで、118cmをルアー…しかもビッグベイトで釣り上げる事ができました。

そんなアカメ遠征の出発までに1番困ったのが、アカメ釣りに関する情報の少なさ。

どんな道具を使って、どんな場所に行くべきなのかイマイチ最後までパッとせず…。

現地入りする前に船長さんと電話したり、現地に行って釣具屋で情報を集めて、釣行直前にやっと納得いく装備を整える事ができました。

 

初めてアカメ遠征へ行く場合、同じように悩んでいる方は少なくないと思うので、今回の釣行の情報をまとめて書いてみました。

とはいっても私自身も今回が初めてのアカメチャレンジで、まだ正直詳しくは理解していない為、あくまで参考程度にどうぞ。

 

長くなりすぎたので釣りに関してと、もう一つ高知アカメ遠征で訪れたいスポットも書いているのでそちらも合わせてどうぞ。

高知アカメ釣りのシーズンや場所などの基本的な事に関して

アカメ釣りに適したシーズン

アカメを釣るのに適したシーズンは基本的に夏。

具体的には梅雨明け〜9月頭までで、もっと細かく言うと梅雨明け〜お盆あたりまでがピークとなるようです。

 

では別の時期では釣れないのか?と言われれば決してそうではなく、GW頃には釣り人が増え始め、冬にも釣れていたりするため、1年中狙うことは可能のようです。

ちなみに今回は8月31日・9月1日の日程で、真夏に比べると少し気温も落ち着いてきた時期での釣行でした。

高知でアカメを釣るために向かう場所

高知県でアカメ狙いと言えば、有名なのは浦戸湾と四万十川で、今回訪れたのは浦戸湾。

アカメを狙うポイントについては、ある程度有名な場所は地元の釣具屋で尋ねると教えてくれるかと思います。

 

しかし、汽水域に餌を求めにくるアカメは、浦戸湾の場合は各支流の河口〜湾…ようするにある程度どこでも狙うことができるようで、GoogleEarthで大体のめぼしい場所を見つけておくのがいいでしょうか。

陸っぱりの場合はウェーダーがいるのかな?と思っていましたが、無い場合でも釣りが出来るポイントはいくつかありましたので、ウェーディングは絶対ではないようです。

 

行く前と実際に現地で知ったズレは、「アカメは浦戸湾のどこにでもいる」ということ。

有名な場所ではなくとも、餌釣りをしていた方と話していたら「この辺に真夏はアカメがウヨウヨいた」と言われていました。

しかし、それが実際の釣果とは直結しないのが難しいところで、潮回り、ベイト、時間帯、ルアーを引く場所等の条件がバシッと一致しないと釣れないそうです。

アカメを釣るのに適した時間帯

警戒心が強く夜行性のアカメは、基本的には夜間の釣行がメイン。

 

日中でも釣れていますが、圧倒的に夜の方がいいようです…

ちーぷ
というか暗闇の中に光る赤い目がかっこいい!

これを見ないと!…という理由からも夜の釣行がオススメです。

 

潮回りは干満差が小さくない日の、下げ潮の方が反応がいいとのこと。

釣り方は陸っぱりかボートか…遠征釣行にオススメはボートでの釣り

陸っぱりかボートか…。

福岡から高知はアクセスが悪く、そんなに頻繁に行くことできないため、今回はチャンスの可能性を少しでも上げるためボートからの釣りを選択しました。

 

今回釣行を終えて思ったのは、ボートでの釣りを選択して良かったということ。

ベテランの船長さんがガイドしてくれるため、釣れる確率が上がるのはもちろん、メーターオーバーのアカメが掛かった時にも安心してランディングができました。

アカメの扱いに慣れていない上に、ファイト後の魚の体力や1mを超える魚の力の強さを考えると、一人ではアカメと自分に安全なランディングを、とてもじゃないが出来ていなかったと思います。

 

また、ランディング後の魚への配慮ももちろんバッチリ。

写真を撮ってリリースまで、スムーズに安心して行う事ができるのも、アカメ狙いに慣れていない遠征アングラーにとっては大きなメリットです。

しっかり写真を撮った後でしたが、元気に水の中へ戻っていきました。

 

こんな感じに写真を撮っている間は、エラと体にずっと水を掛けたり、大型の個体へは口にホースを入れてずっと水を流していました。

一人で陸っぱりでやっていて、もし魚が掛かってもキャッチまではできたとして、この辺は完璧に出来ていなかったことでしょう…。

 

SWゲームフィッシングマガジンwebのアカメ特集でも初めてのアカメチャレンジにはボートをオススメしてありました)

ルアーで釣る?泳がせで釣る?アカメの釣り方の選択

118cmのアカメを釣り上げたルアー

餌かルアーかの選択に関しては、やはり餌の方がアカメと出会える確率は高くなります…が、泳がせ釣りの為の餌の確保の方に苦労します。

泳がせの餌にはボラ、シーバス、チヌ(キビレ)などを使用するようで、今回は20cm程のチヌ(メイタ?)を使用。

(知り合いはティラピアでも釣っていました)

 

ただし、餌でもルアーでも、陸っぱりでもボートでも遭遇率は低く、高知に行ったから、ボートに乗ったから、泳がせ釣りをしたからといっても、簡単に釣れるわけではないのであしからず。

(今回釣り仲間はみんな釣れないと思っていたようです…そりゃそうだ…

アカメ釣りに使ったロッド・リール・ルアーなどの紹介

ボートからアカメを狙った時に使用した道具を紹介していきます。

陸っぱりから狙う予定の方の参考になるかどうかはわかりませんが、とりあえずこんな感じでした。

アカメ用の定番ルアーと今回釣れたビッグベイト

釣り人的には1番気になるのがこれですね!

アカメ釣りの定番となっているのがエアオグルK-TENブルーオーシャン

今回はエアオグル85SLMK-TENブルーオーシャンBKF140をメインに持っていきました。

 

…と言いたいところなのですが、ブルーオーシャンは高いので、ヤフオクやタックルベリーで数百円で手に入るマリア「ザ・ファースト140F」を購入。

あとは大きめのバイブレーションとシンキングペンシル、リップレスミノー、ビッグベイトなどを準備。

 

しかし現地で船長さんから、最近はビッグベイトが調子がいいとの情報が。

結局最後までルアーチェンジを行わず、船からは2日間全てビッグベイト(アヴィキュラ/エックスバスター)を投げていました…しかも途中でヒレが取れたちゃったやつ…。

結果釣れたのでOK!!

(一体なんのルアーか分からず、タックルベリーで安かったという理由で、遠征メンバーに選ばれたラッキールアーだけど…)

 

あと鉛シールもあると、その日のアカメのレンジに合わせることができるのでオススメです。

ルアーのウェイトの調整をするため、こんな感じでルアーの裏側に貼り付けました。

これでルアーを泳がせるレンジを調整。

水深50cm前後をてろてろ〜と引いてくると、見事アカメが食ってきてくれました…いろんなラッキーが重なってくれたおかげです。

 

 

 

ルアー釣り用にシイラロッド、泳がせ釣り用にジギングロッドを使用

ルアーでのアカメ釣りの場合

元々魚のサイズを考えた時に、ヒラマサ用のキャスティングロッドを持っていこうと考えていました。

しかし、船長さんに相談したところ、シイラロッドの方がいいとアドバイス。

 

終わって振り返れば、実際ヒラマサロッドだと重いし投げにくかっただろうなと…。

延々と投げ続ける釣りのため、アドバイスの通り軽さと取り回しとパワーのバランスが取れているシイラロッドがちょうど良かったです。

 

ということで、今回ルアー釣りの時に使ったのはこちら。(ドドン!)

ドドンなんて言うほどではありませんが、当ブログではお馴染み、エイテック…もといアルファタックルの格安ルアーロッド「クレイジー」シリーズの「クレイジーオフショアキャストゲーム」

(アルファタックルはテイルウォークの兄弟ブランドで、どちらもエイテックが運営)

元々はオフショアのキャステングゲームで、カツオやシイラ、中型青物を狙うロッド。

 

 

購入価格は…なんと¥8,208!

(もちろん新品で、実売価格は大体¥8,000〜¥9,000前後)

 

 

乗船した船の船長さんも、「値段の割に作りしっかりしてて、アルファタックルアツいなー(笑)」と言われており、ボートアカメへの用途としては案外悪くないようです。笑

KガイドやSICリングではなかったりと、削るとこは削っていますが作り自体はしっかりしています。

今回掛けたアカメ(118cm/25〜28kgクラス)に対しても、しっかりロッドを曲げてやり取りしましたが、余裕はまだもう少しありました。

泳がせでのアカメ釣りの場合

餌釣りには、同じくアルファタックル/クレイジーシリーズの「クレイジージギング」(現行モデルはクレイジージギングシャフト)を使用。

もちろんこちらも購入金額は¥6000(現行モデルは実売¥7,000〜¥8,000)と低価格でありがたや~。

 

 

アカメ狙いに使ったリール。ルアーの場合は大きなリールは不向き。

ルアーでのアカメ釣りの場合

ルアー釣りに使用したのは、中古釣具屋にてボロっとなっていたのを¥3,000で購入し、メンテナンスをしたペンのバトル4000(初代)

サイズ感的にはダイワでいうと3000番(LTシリーズだと4000番?)、シマノだと4000番くらい。

 

船長さんに使いやすいリールサイズを聞いた時ダイワの3000番と言われ、正直少し小さいのでは?と思っていました。

しかし実際釣り場に立ってみると、延々とストラクチャーに向かって一晩中キャストを繰り返すため、これくらいのサイズがちょうどいい感じ。

ファイト中もボディの歪み等は無く、全くリールの事を気にすることなくやり取りできたので、そのへんはさすがペンのリール…。

U・S・A!!

※下のリンクは現行モデルのバトルⅡ

 

 

泳がせでのアカメ釣りの場合

餌釣りの時には普段オフショアジギングに使っている、テイルウォークのクロシオ43PGを使用。

餌釣りの場合はキャストをすることもないので、リールサイズは大きくても問題なさそうです。

使いたいラインを巻けるサイズで、パワーのあるリールであればいいかと思います。

※下のリンクは現行モデルのクロシオ43PGX

 

 

アカメ釣りに使用したPEライン&リーダー

ルアーでのアカメ釣りの場合

ルアー釣りのタックルは、ペンのバトル4000にPE3号を150mとリーダーにフロロカーボン50lbの組み合わせ。

強度的には問題ないのですが、アカメのラインブレイクの原因の一つは、ヤスリ状の歯でリーダーが擦れて切れてしまうこと。

 

案の定今回118cmのアカメを掛けた時、ルアーが口の中にがっぽりと入っていたこともあり、リーダーは下の写真のように歯で擦れていました…。

ひょえぇぇぇ〜〜…怖すぎぃぃぃ!!

あと一回全力で突っ込まれるか口を閉じられていたら、ラインブレイクになっていたのでは?という状態…。。。

(ほんと何度見直しても怖い…)

 

 

最低でもリーダーは40lb以上で、尚且つルアーがきちんと泳ぐ事やタックルバランスを含めてサイズを決めるといいそうです。

(でもこれ見ちゃうと正直もう少し太くしたくなるな…)

 

 

泳がせでのアカメ釣りの場合

泳がせ釣りではPE4号、リーダーはフロロカーボン60lbの組み合わせ。

普段ジギングに使っているセットそのままだったので、PEラインは300m巻いていますがアカメ狙いだけだとそこまでのラインキャパはいりません。

船長さんからは100mあれば大丈夫でしょうとアドバイス。

 

泳がせ釣りで掛けたアカメのサイズは77cmでしたが、それでもやっぱりリーダーはしっかりと擦れています。

泳がせの場合はルアーの泳ぎなど気にしなくていいので、リーダーはもう少し太くても良さそうですね。

 

 

アカメのルアー&泳がせ釣りに使ったフック

ルアーでのアカメ釣りの場合

普段使わないルアーということと、アカメを狙うということで…

ちーぷ
適正なフックサイズが全くわからん!!

最後の最後まで悩みの種でしたが、最終的には浦戸湾のアカメ釣りといったらここな釣具屋、フィッシングハヤシさんで相談。

持参したルアーに合ったフックを選んでもらい、言われたとおりに装着。

 

今回アカメが釣れたビッグベイトとザ・ファーストには、カルティバSTX-58#1

エアオグル85SLMには、がまかつトレブル RB H#3を装着。

 

 

 

泳がせでのアカメ釣りの場合

もちろん餌釣り用のフックも聞いたところ、スーパームツ30号になりました。

ムツ針を使うのはカンヌキ部分にフッキングさせ、ヤスリ状の歯でリーダーが切れないようにとかなのでしょうか?

(実際カンヌキ部分に針がかりしていました)

 

 

遠征釣行のポイントは…郷に入っては郷に従え最強説!

地元の方々のアドバイス通りに選び、ルアー・餌ともに一切フックに関してのトラブルは無く、魚を上げる事ができました。

 

実際に釣っている方々の経験値に勝るものはありませんね!

アカメのランディングからリリースに関して

ボートの場合はそこまで気にしなくていいのですが、陸っぱりに関してはそうはいきません。

というか一人の場合ここが一番不安だったので、ボートでの釣りを選んだようなもの。

 

アカメのあの巨大な魚体を傷つけないように陸に上げる場合は必ず、ブルーシートなどの上に置き、こまめにバケツなどで水を掛ける必要があります。

また、20kgオーバーの個体も普通に掛かる可能性があるアカメの場合、通常のストリンガーだと壊されたりするそうで、やはり普通のシーバスと同じようなランディングとはいかないようです。

 

ブルーシート、大型魚に対応したフィッシュグリップとプライヤー、頑丈なストリンガーもしくはロープあたりは必須アイテム。

 

人間側も魚側も安全に取り込むために、事前のしっかりとした準備が必要なので、初めてのチャレンジの場合は地元の方や釣具店の方に聞いておく必要があります。

SWゲームフィッシングマガジンwebのアカメ特集も参考になるのでどうぞ。

高知アカメ釣り遠征のタックル選びや釣り方の参考に

高知で釣れた118cmのアカメ

行ってもなかなか釣れないが、行かないと釣れないのが遠征釣行。

頻繁に行く機会なんてないので道具は万全の状態で行きたいのですが、釣りをする場所や魚の詳細、さらにはローカルルールなどもあったりで、遠征アングラーはそう上手くはいきません。

 

自分が経験したことしか書けませんが、もし高知浦戸湾へアカメ遠征に行く場合の参考になれば幸いです。

また、高知でアカメ釣りができるのは、こういった経緯があっての結果。

高知へ遠征の際は駐車場や騒音など気をつけ、地元の方とトラブル無くこれからも釣りが出来る環境を維持できるように、マナーの良い釣りを心がけましょう!

(「心がけましょう!」とか偉そうな事言ってすみません…)

 

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