道具にお金をかけるより、たくさんの釣り場に立つことをモットーにしているチープです。Follow @tsurito___
イサキ・アジ・根魚狙いのスーパーライトジギングや真鯛ジギング…といった釣りが最近出てきていますが、「そんなに何本もタックルを揃えるのが大変…」と思っている方は多いのでは無いでしょうか?
長年やっているベテランの方や資金が豊富な方は、サクッと揃える事ができるのでしょうが、私のような初心者&金無しアングラーはなかなかそうはいきません。
そう思われている方も少なくないと思います。
そんな方に、今私が使っているアルファタックルの「クレイジーボートシーバス」を紹介していきます。
名前の通りボートシーバス用のロッドなのですが、それだけでなくスーパーライトジギング、鯛ジギング、太刀魚ジギング、カヤックフィッシング…などたくさんの場面で活躍中。
前回書いた記事はとりあえず使ってみたタイミングでの感想でしたが、今回は一通り使い込んでの感想を書いていきます。
汎用性が高いロッドでしたので、実際に使ったシチュエーションなどその辺の印象も紹介。
今回の内容はこんな方へ
- 安価でコスパの良いボートシーバスロッドを探している
- 1本のロッドでいろんな釣りを楽しみたい
- スーパーライトジギング用の安価なロッドが欲しい
スーパーライトジギングで活躍中の「クレイジーボートシーバス」
「クレイジーボートシーバス」のスペック
モデル | 全長(ft) | 仕舞(cm) | 自重(g) | ルアー(g) | ライン(PE) | 価格(円) |
S632ML | 6.3 | 99.0 | 110 | 24 | 1.2 | 7000 |
S682ML | 6.8 | 105.0 | 115 | 28 | 1.2 | 7500 |
少し固めの全体的にハリのある、レギュラーテーパーのボートシーバスロッド。
使用しているのは S682MLのモデル。
ロッド自体にこれと言った特徴はありませんが、実売価格で6000〜7000円前後と手頃な価格で手に入る事が一番の特徴ではないでしょうか?
コスパ・汎用性ともに高いボートシーバスロッド
ボートシーバスロッドって種類自体が少なく、選択肢があまりない上に、どれも価格はある程度します。
こういった安価なロッドの選択肢があるのは、ビギナーや年間の釣行回数が少ない人には非常にありがたいですね。
しかし価格は安いですが、デザイン・作りともにしっかりしており、思った以上にいろんな場面で活躍しています。
キャストする場合のルアーウェイトのMAXは28gですが、バーチカル(縦)の釣りであればもう少し重くても大丈夫な様子。
ライトジギングで100gのメタルジグをシャクって青物釣ったり、エギ5号と錘30号(112.5g)を付けて沖縄でアカイカ系アオリイカを釣っています。
パワー不足を感じはしますが、充分使用できるロッドです。
クレイジーボートシーバスをいろんな釣りに使ってみた
ボートシーバスでメタル系もしっかりキャスト
普段釣りをしている博多湾でのボートシーバス。
バイブレーションを使用する場合が多く、鉄板バイブでもしっかりキャストすることができます。
普段はオープンウォーターでの釣りがメインの博多湾ですが、下のシーバスはストラクチャー打ちで出た一匹。
柔らかめのロッドが好みの方にはオススメできませんが、ハリがあるので積極的に掛けていく方には良さそうです。
スーパーライトジギング(SLJ)でイサキや青物
最近ハマっているイサキジギング。
スーパーライトジギング(SLJ)と言ったほうがいいのでしょうか?
イサキをメインに根魚、青物、アジ、その他もろもろの魚種を釣ることができます。
小型の青物でも…
しっかりと寄せることができるパワーもあります。
ロッドにハリもあるため、小さいジグでも操作性は良好です。
それだけでなく、イサキ特有のフォール中のアタリや…
アジの小さなアタリもしっかり捉えることができます。
ただし元々ボートシーバスロッドの為、グリップエンドは短め。
少し重めのジグをシャクったり、大物とのやり取りは若干やりにくいです。
カヤックフィッシングでは良型の真鯛
持ち込む本数が限られる、カヤックや小型ボートでも活躍。
バイブレーション、プラグ、メタルジグ、スピンテール、エギなどなど…初心者の使用感ですが、どれもしっかり動かすことができます。
先日はカヤックフィッシングでイサキを狙っているところ、メタルジグで良型の真鯛を無事キャッチ。
シャローエリアなので、よく引いて楽しめました。
タングステン製のシルエットの小さなメタルジグ(18g)でしたが、操作感は良好。
パワー不足も特に感じず、ロックフィッシュゲームにも良さそうです。
ディープエジングでアカイカ系アオリイカ
沖縄にはアカイカ系アオリイカという大型のアオリイカが住んでおり、なんと6kgほどの大きさになるのもいるとかいないとか…。。。
その大型アカイカ系アオリイカを狙う釣り方が沖縄では確率されており、ディープエジングという水深50〜100mの深場に20〜40号の錘を付けた4〜5号のエギを落とし込む釣り方。
そんなディープエジングに挑戦してきた時に、使用したのが「クレイジーボートシーバス」。
水深60mから大型のエギと30号の錘とイカを巻き上げてくるのには、正直少々のパワー不足感とグリップエンドの短さが気になりましたが、釣り自体は成立し、数も5杯とまずまずの釣果を残せました。
ディープエジングにオススメ!とは言えませんが、ディープエジングもできるロッドといった感想です。
オフショアライトキャステングで五目釣り
沖縄でディープエジングの翌日に楽しんだ五目ライトキャステング。
ミーバイ系(ハタ系)やヒラアジ系に加えて、タマンを狙っての釣行でした。
この時はスプーンを中心にメタルジグやバイブレーションを使用し、タマンは釣れませんでしたが、バラクーダやタテフエダイ、イシミーバイ等が遊んでくれました。
まともにタマンを狙うには「クレイジーボートシーバス」はちょっとパワー不足らしいので、シイラロッドなどがちょうど良さそうです。
セイルフィッシュ(バショウカジキ)も釣れた
マレーシアのロンピンにてセイルフィッシュ釣りにも使ってみました。
ラインキャパの問題で船で追いながらのファイトでしたが、40分以上のファイトで無事キャッチすることができました。
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このあたりにも一通り使ってみましたが、”普通に使えるロッド”という感想。
それぞれの専用ロッドではないので、「もう少し柔らかい方が…」や「グリップの長さが…」といった”多少の物足りなさ”はありますが、一通りの使用には問題ありません。
船の周りをウロウロしていたシイラなんかも掛けましたが、これくらいのサイズがちょうど楽しんでやり取りができる感じ。
コスパの良いオフショアのなんでもロッド!
前回の記事の感想と同じですが、やはりオフショアのなんでもロッドにすごくいい感じです。
低価格ですがライトな釣りであれば大体こなせるので、とりあえずの1本や人に貸す場合のロッドにもいいのではないでしょうか?
2ピースで仕舞寸法105.0cmと携帯性も良く、これだけの釣りがこなせて、ショップによっては5000円台で購入できるとなれば抜群のコスパで大満足のボートシーバスロッド。
これからオフショアの釣りを始める方で、大手メーカーなどにこだわりが無ければ、「クレイジーボートシーバス」を選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょうか?
アルファタックルのクレイジーシリーズは全部で5本所持していますが、どれも安価な割に作りがしっかりしていてオススメですよー!
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