みなさんフックの交換の時期ってどのように判断されていますか?
よく知られているのは爪の上を滑らせるやり方ですが、自分もこれを使って判断しています。
針先が爪に引っかかるならしっかり尖っていますが、爪の上を滑る場合は針先の鋭さが落ちている事が分かります。
「でもこれまだ使えるんじゃ…」くらいの場合もあったりで、交換をどうしようか迷うこともしばしば。
(迷った時はできるだけ交換が一番!)
そんな時、デジカメの顕微鏡モードでルアーを撮っていたついでに、フックの先端を撮影してみたら面白かったのでちょっと紹介していきます。
と…思う方は特に見てほしい!
事前に言っておきますが、フックはめちゃくちゃ重要です。
他の道具が多少悪くても釣りは成立しますが、フックが悪いと釣りが成立しません。
使用前と使用後を比べて、フックの先端がどんな風になっているかがひと目で分かるので、頭に入れておくとフック交換の参考になるかもしれません。
釣り針の先端を顕微鏡で確認してみた!(ビフォー・アフター)
今回撮影したフックは以下の6種類。
チープが普段よく使っているフック達。
どれもメジャーなもので、使っている方も多いのではないでしょうか?
そんなフック達の針先をちょっと見ていきましょう!
がまかつ サーベルポイント(ナノスムースコート)
まずは鯛ラバのフックから。
サイズは普段よく使用するLサイズで見ていきます。
先日真鯛を数匹掛けたものと、新品の状態のものを比較していきます。
新品の状態
刺さりが抜群に良いと評判のフックですが…
めちゃくちゃ鋭いのが見て分かります。
最初からでなんですが、今回の比較の中でも最高に刺さりそうな見た目。
1回の釣行後の状態
目視では特に変わらず…
爪に引っ掛けても、どちらのフックも滑らずに引っかかります。
拡大してみると…こんな感じ。
返し部分はちょっと変形していますが、まだまだサクッと刺さりそうです。
しかし、もう一本の方は…
しっかり爪に引っかかる状態でも、顕微鏡で見ると若干針先が曲がってしまっています。
う~ん…判断は難しいですが…この状態だとちょっと気になりますね。
素直に新しいフックに交換したほうが、後悔せずに済むかも…?
デコイ ツインパイクDJ-88
ジギングでよく使っているフックのツインパイク。
刺さりもいい上に、ジグとの絡みも少なく使いやすい(と個人的に思う)フック。
#3/0のサイズを見ていきます。
新品の状態と、3kgないくらいのヒラゴ(ヒラマサ)を1本掛けた状態のもので比較。
新品の状態
新品はもちろん鋭い状態。
1回の釣行後の状態
やっぱり、目視だとほんとわかりません。
では拡大して見ていきましょう!
一本目は問題なさそうです。
2本目はどうでしょうか…?
確かに爪に当てたときも跡はつきますが、若干滑っていました。
釣り場だと見過ごしてしまいそうですが、少々気になります。
オーナー針 カルティバ ジガーライト段差 早掛JD-22
次もジギング用のフック。
フック形状がいいのでしょうか?
本当によく刺さるフックで、「触れたら掛かる!」というのも納得。
フックサイズは3/0で、新品と数回の釣行で使用したものを比較。
新品の状態
針先はかなり細く・鋭い印象。
スパッと刺さりそうな見た目です。
数回の釣行後の状態
では使用後の方を見ていきます。
何をどれだけ掛けたか覚えていませんが、何度か使ったと思われるフック。
そんな針なのでやっぱり針先は…
もう一本も…
一応まだ使えるかも?と保管していましたが、シャープナーで研いで使用した方が良さそうです。
がまかつ トレブル RBMH
シーバス用で使用するトレブルフック。
価格は高いですが、サビに強く刺さりもいいです。
新品と何度か使用した後のフックを比較。
サイズは#6で見ていきます。(上の画像は#2)
新品の状態
よく刺さると評判の針先はどんなもんなのか…?
鯛ラバ用のサーベルポイントもそうですが、がまかつのフックはかなり針先が鋭い印象。
数回の釣行後の様子
ボートと陸っぱりで何度か使用し、数本のシーバスをキャッチ。
バイブレーションに付けていた、フロントフックを見ていきます。
曲がっとるし、返しも折れとる…
針先は問題なさそうだけど…やっぱり返しが折れてる
これは大丈夫そう。
掛けたのが1本・2本とかではなく、もう少し多くキャッチしていたのでこれはしょうがない。
即交換の状態ですね。
オーナー針 カルティバ ST-46
シーバスフィッシングでよく使用されるトレブルフック。
使ったサイズは#4。(上の画像のサイズは#5)
では見比べていきましょう。
新品の状態
シーバス用のメジャーフックの針先は…
こんな感じです。
1回の釣行後の状態
磯に引っかかるのも混ざりつつ、50cmのヒラスズキを1本キャッチ。
シンキングペンシルに装着していた、フロントフックを見ていきます。
爪に当てた状態では、問題なさそうでしたが…
針先が微妙に曲がっている?
こちらは若干の潰れ?
フックを交換するか微妙な状態ですが、針先がビンビンではないことは確かな様子。
オーナー針 カルティバ ST-36TN
シーバスやライトゲームで使用しているフック。
ST-46と比べて細軸のフックで、細軸好きな自分はよく使っています。
サイズは#5で比較。(上の画像は#6)
新品の状態
ST-46と比べると確かに若干細めの印象。
よく刺さりそうですね。
数回の釣行後の様子
何度かの釣行で使用していますが、実際に魚を掛けたのは1匹のみ。
サーフでの数回の使用と、3kgのヒラスズキを1本と何度か磯に引っかかりました。
詳細は後述しますが、フロントは派手に曲がったため真ん中のフックを見ていきます。
では拡大して確認。
これは拡大するまでも無く、目視で分かるくらいに曲がっていました。
他の部分でこれは大丈夫そうですが…
こちらは若干針先が甘くなっています。
1本があの状態だと、即交換が必要な状態。
ちなみになんとか取れたからよかったものの、ヒラスズキにST-36は細すぎる為…フロントフックはこんなになりました…(付け替え忘れ…お恥ずかしい…)
忘れた自分への戒めとしてこちらもどうぞ…グスン…。
フックを気にすれば釣果は大きく変わる!
ついつい忘れてしまいがちな、フックのチェック。
根掛かり後、魚を掛けた後、釣行後等のタイミングで、できるだけマメに針先をチェックする癖があると、釣果も伸びるかと思います。
釣りが上手い人ほど、フックにこだわっていますよね。
自分もうまくなりたいので、出来るだけ針先には気を使い、ちょっとでも気になったらすぐに交換する癖を付けていますが、釣果は以前よりも間違いなく上がっています。
フックを気にするきっかけになればと思いますので、是非参考にどうぞ!
補足
ちなみに今回使用したカメラはオリンパスのTG-5 。
虫の毛まで撮影可能な顕微鏡モードで、いろいろ遊べる楽しいカメラですよー!