釣り 釣行記

モンスターアオリイカ連発!狙うは5kg超え!沖縄ディープエジング初体験なのに大会に参加してきた!

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昨年11月に行ったオキナワオオタチを狙う沖縄遠征。

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その時に船長さんや同船者に「エジングが面白いよ!レッドモンスター狙おう!」と勧められ、早速帰福後にスケジュールを調整。

 

太刀魚釣行中に知り合った沖縄在住のKさんと連絡を取り合い、日程を合わせて遊漁船を予約し、飛行機も手配し、後は当日を迎えるのみ。

しかし、後日「その日ディープエジング大会の日程になってしまって…一緒に大会に参加しませんか?」との連絡。

 

もちろん楽しそうなので、二つ返事で参加の回答。

 

ということで今回沖縄で、5kgオーバーのアカイカ系アオリイカ通称レッドモンスター)を狙うディープエジングに、初挑戦かつ大会に参加してきたので、その様子をレポートしていきます。

 

目指せ5kg!!

 

沖縄のディープエジングについて

実は3種類いるアオリイカ

アオリイカには実は3種類います。

シロイカ系、クワイカ系、アカイカ系の3種類。(上の写真はシロイカ系)

 

シロイカ系

本土で普段見かける種類で、3kg程までに成長する一般的なアオリイカ。

クワイカ系

最も小型の種類で、成長しても400〜500g程までにしかならない。

アカイカ系

南方系のアオリイカで最も大きく成長し、4kgオーバーはもちろん6kg・7kgもいると言われている。

 

今回沖縄で狙ったのがアカイカ系アオリイカ。

最近レッドモンスターと呼ばれており、大型の4〜5kgを狙ってエギングファン達の注目を集めています。

エギング✕ジギング=エジング

そんなアカイカ系アオリイカ、夜は浅い場所に捕食に来るため、夜〜朝マズメには陸っぱりからでも狙うことができます。

(アカイカ系は産卵ではなく、餌を食べに浅場に来ていると言われているようです)

 

しかし、普段は深場に生息して、産卵も深い場所で行うため日中は陸っぱりで狙うのは難しいようです。

そこで、そんな深場にいるアカイカ系アオリイカを狙うために、沖縄で確率された釣り方が「ディープエジング」という釣法。

 

狙う水深は50〜120m。

4〜5号の餌木に20〜40号の錘を付けて落とす、超ディープエギングの事。

 

ちなみに5号の餌木ってめっちゃデカイ。(上から3.5号、4号、5号)

名前の由来は、エギングとジギングを掛け合わせて「エジング」と呼ばれています。

「ディープエギング」と表記している事もあったりと、ややこしいですが(おそらく)どちらも同じものと思います。

ディープエジング初挑戦で大会に参加!

県外勢は1人ということが発覚…

集合場所となる港に到着し、各自受付を済ませていきます。

皆さん顔見知りのようで、和やかでワイワイとした感じ。

ちなみに私は、今回唯一の県外からの参加者らしい…。

 

正直緊張していたが、聞こえてくる沖縄訛りの会話がいい感じに緩く、気構えていた緊張もほぐしてくれる。

 

参加賞で貰った沖縄名産のあぶら味噌…こりゃ嬉しい。

開会式で大会のルールやらなんやらの説明。

3港・5船に分かれての大会となり、1番サイズの大きいイカを釣った人が優勝で、その他数釣り賞等もあるようです。

釣行のお供はもちろん「さんぴん茶」。好きなんですよね〜ハイサイ!

各港で時間を合わせて出船!!

コンビニ朝食でも沖縄が満喫できる幸せ。

くじ引きで釣座を決めていきます。

4番を引き当て、Kさんは5番なのでお隣。ご教示お願いします。

ポイントまでは30分程で着き、水深は60m前後とアオリイカを狙うには本土では考えられないくらい深い。

 

これがディープエジングの水深ですか…

 

初めての釣りなので、まずはディープエジングのセオリー通り5号のエギを装着。

着底が基本の釣り方なので、底取りが分かりやすいよう、周りより重めの30号の錘を選択してみた。

 

こんな感じの仕掛けです。

船長の合図で全員一斉に仕掛けを落としていく。

ディープエジングの釣り方の解説

ドテラで流していくので、まずは船の近くに落とし、着底後数回シャクリ上げてステイを入れます。

この時にアタリが出るが、無ければ同様に再度シャクってステイ。

基本的にボトム付近でアタリが出るので、この動作を2〜3回程繰り返して、底から10m程上げたら再度着底。

 

着底→シャクリ→ステイ→着底を何度か繰り返し、ある程度離れてポイントとズレてきたら回収し、再度落としていく。

この繰り返しでイカを誘っていき、ステイの時に穂先が少し上がったり、引っ張られたら、すかさず合わせを入れてフッキング。

 

ドラグの調整は、通常のエギングのようなシャクる時に「ジッジッ」と音が出るくらいではなく、結構しっかりめに締めます。

水深があってラインも伸びるため、ドラグが緩いとフッキングしないようです。

アカイカ系アオリイカと初対面

と…船長さんやKさん達からレクチャーを受けていると、船首の方の女性のロッドが早速曲がっています。

上がってきたのは良型のアオリイカ。

とはいってもこちらでは決して良型とは言えないサイズらしく、早速沖縄のポテンシャルに圧倒される。

 

しばらくして後ろの方でも釣れており、午前中はエダスを出した胴突き仕掛けに、イカからの反応が集中した。

 

しかし暑い…

やはり沖縄…4月初旬といえど、この日の最高気温は25℃程までになった。

それに加えて、潮が動いていないため全体的にアタリも少ない。

というか自分に至っては、まだイカからの反応すらない。

初挑戦の釣りにありがちな、「このやり方であっているのだろうか?」という不安を払拭するためにも、アタリが欲しい。。。。

大きく移動後…レッドモンスター天国が!!

「実はアタリがあっているけど、それをとれていないのでは?」という想いが徐々に強まり、いろんな不安をさらに大きくさせる。

 

 

しかし、沖縄の海のポテンシャルの前にはそんなものは不要だった。

 

 

竿先に僅かな変化があり、条件反射的に素早くフッキング!

(興奮でどんな変化だったかなんて覚えていない)

 

竿が大きく曲がり、ラインの先には水深からの水圧も加わる為に、エギングでは考えられないくらいの、とんでもない重量感がある。

 

普段やっているアオリイカの釣りとは違いすぎる感覚に、戸惑い…正直その時は戸惑う余裕すら無く、必死にテンションを一定に保ったままとにかく慎重に巻く。

 

たまにゆっくりモソ〜っと走りドラグを僅かに出されながら、徐々に距離を詰めていき、濃い藍色の海に茶色と白が混ざった影が見えた。

 

そして歓喜の瞬間。

初めての釣りで手にする獲物は格別!!

1kg半ぐらいの沖縄では小さいサイズだろうが、自分にとっては貴重な嬉しい1杯。

正直普通のエギングで1kgオーバーなんて釣ったことがないぞ!!

そしてまたその15分後に…後ろ側でヒットしたのを皮切りに…

 

 

なんと3人同時ヒット!

 

 

ちょっと小ぶりな2杯目!!

同時ヒットのこちらはちょっといいサイズ。

ペアリング中だったのか雄雌セットで上がってきました。

沖縄ではイカの墨も食べるので、釣れたイカの墨袋を縛って墨がもれないようしてくれます。

このディープエギングなんですが、船中で誰かがヒットするとイカの活性が上がり、他の人にも高確率でヒットする所謂「確変モード」へと入ります。

1人掛かれば同時ヒットを狙い、人間側の活性も一気に上がるため、その時の緊張感はたまりません。

 

 

またしばらくすると、クッと穂先が入ったのでフッキング!

今度のは明らかに今までのよりも重い…ドラグがモソッとした走りに合わせて、ジリッと鈍く出されつつ…

 

無事キャッチ!!今度は単発ヒットでした。

ヽ(´ー`)ノ ←みたいで可愛い…。

1.6kgと自己最高ですが、沖縄に来た理由はまだまだこんなものではない!!(めっちゃ嬉しいけど!!)

流石アカイカ系と言われるだけあってめちゃくちゃ赤くなってきた…。

足も太いなぁ…

いよいよ後半戦に入りますが、まだレッドモンスターと呼べるようなサイズは出ておりません。

 

 

他力本願でいいので……

 

 

是非一度拝ませてくれ!

 

船中最大のレッドモンスター現る!そして最後にドラマも…

よく見ると餌木がガッツリやられていました…横抱きしているようです。

とりあえず今のところ、前日に買ったこの中古の餌木で全釣果を叩き出しているので再度投入。

 

着底後、シャクって止めると竿先になんか変化を感じる…触っているだけ??

もう一度軽くシャクって、ロッドを上げた状態から徐々に下げていき、ラインを送っていく…

 

フッと竿先が僅かに上がったところで大きくフッキング!

 

ズシン!

 

ロッド全体に重みが乗り、上手く決まった!

 

この瞬間が最高に気持ちいい!!

 

横の人も続いて掛かり、なんだかそっちは重そうに巻いている。

お先にこちらはランディング成功!

小ぶりですが、アタリのとり方を教えてくれました。感謝!

そして隣のやつはやっぱりデカかった…ペアリング中のイカ達でした。

アオリイカってこんなやって持つものだっけ…?

帰港後の計量でなんと3.8kgのまさしくレッドモンスター!!!デカイ!

沖縄のポテンシャルやゔぁい…沖縄ハンパないって…。。。

なんだよ3.8kgって…

 

それを狙いに来たんだよ!!!

 

 

残り時間も短くなってきたところで再度ヒット!

 

 

すぐに船長が「乗り遅れるなーー!」と檄を飛ばすと…

 

ドン!ドン!!ドドン!!!と掛かって、なんと4人同時ヒット!

こりゃ楽しいな!!

 

しばらくこんな大きなアオリイカを連発で釣ることは無いだろうな…

 

刻一刻と終了の時間が近づき、船内に「あと10分…あと5分…」という声が響き渡る。

 

そして最後の20秒で、遂に太刀打ちできないやつが掛かる…

 

 

他の人に!泣

 

 

一向に巻くことができず、ドラグがジリジリと…。

根掛かりしたかと思うくらいだが、海底はフラットだし、ラインの先のそれはしっかり走っている。

 

周りもヤバイ奴が来た!…と感じた瞬間フッ…とラインテンションが抜けた…イカが餌木を離したらしい。。。

 

船長が言うにはアオリイカが餌木を横抱きしており、その抱いている力が強すぎるからフッキングを入れても、カンナまでズレなくて届かないのだそうだ。

 

ここでタイムアップ。

閉会式と懇親会にも参加

港に帰って早速計量。

3.8kgのアオリイカはやっぱりデカイ…。

軽い説明の後は、閉会式&懇親会の会場へ皆急いで向かいます。

結果発表があり、チープが乗った船からはなんと総合優勝(3.8kg)と女性部門優勝(計6杯)が!

いやーおめでとうございます!!

 

船中では7人で28杯!

個人成績は最大1.6kg・計5杯とサイズは出ませんでしたが、数を楽しむことができました!

沖縄のレッドモンスターを狙う「ディープエジング」釣行を終えて

目指せ5kgオーバー!とか言いながらも全く程遠い釣果ですが、正直言って大満足の釣りとなりました。

こんなに大きなアオリイカが、連発するなんて凄い光景ですし、最後にもとんでもないものを見せつけれ、まだリベンジに来てしまいそう…。

 

Kさんを始め、大会運営の方々や各船長さん達、本当にお世話になりました。

※追記 2018/4/13

エジング釣行に必要な情報をまとめたのでこちらも参考にどうぞ。

ディープエジングに初挑戦する方へ。シーズンやタックル、仕掛け等の必要な情報をまとめて解説。

先日行ってきましたディープエジング。 沖縄には通常では考えられないようなサイズのアオリイカを、60〜100mの水深のエリアで釣る釣法があります。 それが「ディープエジング」。 (「ディープエギング」の ...

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今回大会運営の方がYouTubeに、大会の一部様子をアップしてくれています。

是非、ディープエジングに興味のある方は釣り方の参考にどうぞ!!

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