道具にお金をかけるより、たくさんの釣り場に立つことをモットーにしているチープです。Follow @tsurito___
先日船の上でちょっとしたトラブル発生。
膨張式ライフジャケットの紐が引っかかってしまい、ストッパーが外れて船上で作動…。(以後は別のライフジャケットを着用)
あちゃー…と思いつつ…
と早速交換用ガスボンベを注文。
到着後は思っていたよりも簡単に交換をガスボンベを交換することができて、すぐにまたライフジャケットを使用する事ができました。
ということで今回は膨張式ライフジャケットのガスボンベを交換し、再度使えるようになるまでの手順を詳しく解説していきます。
「膨張式のライフジャケットのガスボンベの交換方法はどうするの?」という方は、少なくないと思うので参考にどうぞ!
使用中の桜マーク入り膨張式ライフジャケットについて
使用している膨張式ライフジャケット
私が使用しているのはこちらのライフジャケット。
手動膨張式のウェストベルト型(腰巻きタイプ)。
初めは首掛け型の方が安全性は高いのだろうと思っていましたが、マリンレジャーグッズの専門店でこんな内容の記事を発見。
落水時の機動性がぜんぜん違います。首掛け型、ポーチ型は構造上胸の部分に空気がたまりますので、落水時は仰向けになります。安全上当然のことと言えますが、いざ泳ぐとなると非常に泳ぎづらいようです。ウェストベルト型なら浮き輪状に膨張しますので容易に泳ぐことができます。
波の事を考えると確かにある程度の遊泳力の確保が必要だろうと、首掛け型ではなくウェストベルト型にしました。
交換用のガスボンベ
使用している「オーシャンWR-3型」の交換用ガスボンベを購入。
ライフジャケットの製造日が2015年3月以前の旧タイプであれば、別モデルのボンベになるので注意が必要。
製造日はライフジャケットの中のタグに表示があるので、こちらをチェックしましょう。
(ガスボンベはどのライフジャケットとも互換があるわけではないので、自分が使用しているライフジャケットに適したガスボンベを選ぶ必要があります)
空気がどれくらいの期間持つか確認
気になったので、ついでに確認してみます。
交換用ボンベを注文して到着するまでの4日間放置。
膨張直後はもちろんパンパン。
4日後…若干空気が抜けたような感触で、直後に比べると柔くなっています。
しかし思っていた以上に空気の漏れは少なく、ある程度の時間の漂流にも耐えてくれそうです。
膨張式ライフジャケットのガス交換の手順
動画でガスボンベの交換手順を見てみる
WR-3型の動画はありませんが、同じ手動式のLG-3型のボンベの交換動画。
WR-3型も手順は殆ど動画と変わりませんが、下では画像付きで交換方法を解説していきます。
交換用ガスボンベの中身
Amazonで購入し到着。
中身はこんな感じ。(交換用ボンベと止めピン✕2と説明書2枚)
手動レバーの止めピンは2つ入っており、ライフジャケットのタイプによって使い分け。
今回ガスを交換するライフジャケット「オーシャンライフ手動膨脹ベルト式オーシャンWR-3型」には、画像右側のピンを使用します。
膨張したライフジャケットの空気の抜き方
赤色のチューブは補助送気口管と言う部分。
チューブ先端のキャップの部分が凸になっています。
キャップを裏返して、凸の部分を補助送気口管の先端に押し当てれば「プシュー」と空気は抜けていきます。
30秒程でライフジャケット内の殆どの空気を抜くことができました。
ガスボンベを新しいものと交換
膨張装置に付いていた元々のガスボンベを外し、紐が付いているレバーを画像の位置に戻します。
新しいボンベをねじ込んでいくと少し固くなるので、そこから4分の1〜2分の1程さらにねじ込む。(ボンべのネジ山の凸部分が3本くらい見えるのが目安)
手動レバーの止めピン(緑のやつ)をはめて、ボンベ交換は完了。
ボンベが露出しないようにネオプレーン生地のカバーで覆ってしまいます。
中身を畳んで元に戻して終了
あとは同封してある説明書の通りに、気室布と言う黄色の布を畳んで…
外のカバーをマジックテープで留めれば元のライフジャケットに戻り、ガスボンベの交換作業の全行程が無事終了です。
写真撮影等をやらなければ、5分もしないうちに終わる簡単な作業でした。
自動膨張式ライフジャケットのガスボンベ交換手順
今回交換したライフジャケットは手動式のタイプなので、自動膨張式の方はメーカーの動画を張っておきます。
基本的には交換方法はそこまで手動式と変わりませんが、カートリッジもあるためか交換用ガスボンベの値段が手動式よりも少し高いです。
自動膨張式のWR-1型、LG-1型専用ガスボンベ
自動膨張式ライフジャケット(LG-1型・WR-1型)専用 ボンベ&カートリッジセット
膨張式ライフジャケットの作動直後の注意点
膨張式ライフジャケットを膨張させるためのガスが入っているボンベ。
中に入っているのは液化二酸化炭素(液化炭酸ガス)で、作動直後のボンベは非常に冷たいです。
凍傷する恐れもあるようで、膨らんでしばらくは直接触れないようにしましょう。
(恥ずかしながらその事を知らず、作動直後にガスボンベを触ったらめちゃくちゃ冷たくてビビりました…)
膨張式ライフジャケットのガスボンベの交換方法を覚えておく
誤作動をしないように手動式を買ったのですが、恥ずかしながら紐が引っかかってしまい誤作動。
しかし、ガスボンベの交換方法を勉強できていい経験となりました。
釣具屋やメーカーに持ち込んでもいいのですが、料金が掛かる上に時間や手間もかかります。
ガスボンベさえあれば、交換は自分でも簡単に出来るので、是非自分でやってみることをオススメします。
ライフジャケットのガスの交換方法は、覚えておいて損はないので是非参考にどうぞ!