ワークマン 冬物

ワークマン「イージスオーシャン」を1シーズン使っての感想。洗濯の方法もメーカーに聞いてみた。

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道具にお金をかけるより、たくさんの釣り場に立つことをモットーにしているチープです。

 

高機能で価格が安いという抜群のコストパフォーマンスの良さと、最近は”作業着のユニクロ”とも言われるくらいデザイン・機能が良く、低価格なものが出ています。

そんなワークマン人気に火を付けたアイテムが、防寒防水ウェアのワークマン「イージス」シリーズ。

 

インターネット、SNSを中心に口コミが広がり、「買いに行ったけど売り切れていた」、「ネットショップで欲しいサイズ・カラーが品切れだった」という方も多いのではないでしょうか?

 

今回は釣り人用としてリリースされた、ワークマン「イージスオーシャン」を実際に買って、1シーズン着込んでみてのインプレを書いていきます。

さらになかなか情報が少ない、洗濯やメンテナンスの方法も、メーカーに聞いてみました。

 

是非購入する時の参考にどうぞ!

 ワークマン「イージス」シリーズについて

「イージス」シリーズの種類と違い

先にワークマンのイージスシリーズについてちょっと説明。

必要ない人は飛ばして読んで下さい。

 

ワークマン「イージス」シリーズって、いくつか種類があるのでちょっと分かりにくいですよね?

なので簡単に、それぞれ代表的なの特徴を説明していきます。

 

基本的にはどのタイプも、ベースとなる機能はこんな感じです。

・防水防寒機能

・中綿入りでバイク乗り、釣り人等の人気ウェアになるほどの暖かさ

・上下着セットで安い(一部例外あり)

・ズボンは動きやすいように立体裁断(一部例外あり)

これらに追加して、各種のタイプ別の機能が加わります。

透湿機能がある万能タイプ防寒着「イージス」

出典:ワークマン|作業服・作業着・安全靴・レインウエア・レインスーツ・つなぎ・防寒着の専門店

まずは人気の火付け役となった、一番代表的なタイプのワークマン「イージス」

透湿機能(汗を外に逃がす機能)があり、どの使用目的でも対応できる迷ったらこれのモデル。

特徴

・大雨を耐えれると言われる耐水圧10,000mm

・蒸れないように中の湿気を外に逃がす透湿性3,000g㎡ 24h

 

ストレッチが入って動きやすい釣り人向け防寒着「イージスオーシャン」

出典:ワークマン|作業服・作業着・安全靴・レインウエア・レインスーツ・つなぎ・防寒着の専門店

釣り人用というキャッチコピーで登場した「イージスオーシャン」

特徴は上着の可動部にストレッチが入っていて動きやすいということ。

 

釣り人用とはなっていますが、それ以外の方も動きやすさを求めるならこちらのモデルを。

特徴

・イージスと同等の暖かさ

・防寒防風性能も同等

・ストレッチ入りのため、イージスシリーズで最も動き易い

・耐水圧5000mm ※ストレッチとして伸ばしていない場合は耐水圧10000mm

 

雪の上に特化した防寒着「イージススノー」(※廃盤)

※2018年・2019年カタログにないのでおそらく廃盤となったようです。

出典:ワークマン|作業服・作業着・安全靴・レインウエア・レインスーツ・つなぎ・防寒着の専門店

スキーやスノボ等の雪の上を楽しむ人のための「イージススノー」。

リフト券を入れるポケットや、雪がウェアの中に侵入してこないような工夫がされています。

特徴

・スノボやスキー向けの機能が付いている

・動きやすくする為、中綿の量が少なめで若干薄く軽い

・その分値段は上2つより1000円安い5800円

透湿性はないが、汗を外に逃がすベンチレーションが付いている

ざっくりとした説明ですが、大体こんな感じです。

他にも「イージスプロ」「イージスシールド」「イージスツナギ」「RIDE ON イージス」等がありますが、主力商品は上の3種類。

 

「オススメはこれ!」といったものは無く、使用目的に合ったもの選ぶのがオススメです。



ワークマン「イージスオーシャン」を1シーズン着込んだ感想

釣り用防寒着に「イージスオーシャン」を選んだ理由

以前使用していた防寒着に特に不満はありませんでしたが、もう少し動きやすい物をと買い替えを決断。

 

数あるワークマンイージスシリーズの中から、「イージスオーシャン」を選んだ理由としてはこちら。

釣りをする時の防寒着が欲しかった

ルアーを投げたり、竿を動かす動作が必要なので、生地が張らずにストレッチがあるものが動きやすい

透湿機能も欲しかったが、動きやすさを優先

小雨や波を被るので、ある程度の防水性能が欲しい

デザインの好み

先に感想言ってしまうと、¥6800の買い物としてはかなり良く、コスパは高いです。

不満点もありましたが、自分の使用用途的にはこのモデルを選んで正解。

実際使ってみての着心地や使用感

オレンジとグレーがありましたが、今回はグレーを購入。

175cm/73kgでLLサイズを選択。

 

Lサイズでも良かったのですが、中に防寒着を着込むことを考えるとちょっと窮屈だったため、一つサイズアップ。

この黒い部分がストレッチの効いた素材。

動きの多い肩と腕、屈んだ時に突っ張らないよう背中部分もストレッチ素材。

屈んだ時に肌が出ないように、後ろの裾部分が長くなっているのはありがたいです。

ズボンの裾にマジックテープとファスナー(しかも止水ジップ)があります。

靴を履いたままでも、ズボンを履くことが出来るし、マジックテープで風が入ってこないように止められます。

 

ズボンの前側の股部分。

マジックテープの下にはファスナーがあり、トイレの時など便利な上に防水性も考えられています。

 

膝部分は立体的な作りになっており、曲げやすく動きやすいように考慮。(少し汚れていてすみません)

ズボンの後ろ側にはDカンがあり、カラビナ等を装着可能。

取り外し可能なフードも。

雨が降ってきても、視界の邪魔にならないようにツバが付いていたり…

顔出し部分を絞れるドローコードや…

耳の部分はフリースになって暖かくなっていたり。

でも正直フードは一度も使ったことがありません。

冬の釣りだと基本ニット帽を被るので、今のところあまり必要なシーンがないのが理由…。

(住んでいる地域が九州なので、もっと寒さの厳しい地方だったら使うのでしょうか?)

 

船の上で波を被った時。

ストレッチ生地では無い生地の部分は、しっかりと撥水されています。

ストレッチ生地の部分はちょっと染みてる感じですが、まだまだ中には染みません。

ちゃんとあらゆるジップ部分に、止水ジップ使っているのはありがたい。

 

ズボン部分も撥水性は低いようですが、これくらいなら中まで染みてくることはありません。

この1シーズン着用したシチュエーションは、船釣りでは日の出前の早朝〜日が暮れる前の夕方までと、陸っぱりでは夜の防波堤での着用。

これ一枚で大丈夫とは言いませんが、上手にレイヤリングしていればそこまで寒くはありません。

むしろかなり暖かいため、ジギング等をしていると、寒い船の上でもすぐに暑くなり、殆ど途中でアウターは脱いでいました。

 

しかし、たまにYouTubeやブログでワークマンを紹介している時、「中身は薄着でもイージスオーシャンを着れば暖かい!」みたいな事をみかけますが、そんなことはありません。

イージスオーシャンが暖かいのは間違いないですが、厳冬期には普通にそんなんだと寒いです。

九州でもそれくらいなので、もっと寒い地域だとなおさらだと思いますので、しっかり着込みましょう。

 

※レイヤリングをすると、暖かいだけでなく、脱いで温度調整も可能なのでおすすめです。

レイヤリングがあれば極寒でも大丈夫!防寒着と防寒対策について重要なこと

「イージスオーシャン」の3つの良かったところ

まずは何と言っても値段

上下で、しかも止水ジップを沢山使っていて、¥6800はやっぱりコスパが良いです。

 

そしてキャッチコピー通りの動きやすさ

投げるにしても、ロッドアクションをするにしてもストレスを感じません。

中に着込んでいても問題なしでした。

 

もちろん風も入って来ないし、暖かさも抜群

写真には無いですがリストガードもあり、手袋を付けるまでも無いけどちょっと寒い時に助かりますし、袖口の隙間からも風が入ってきません。

 

釣りだけでなく、体を動かす事が多い場合などには通常のイージスよりも、「イージスオーシャン」の方が向いてそうです。

イージスオーシャンの3つの不満点

大きな不満点は3つ。

1つ目はズボンにポケットが無いこと。

小さいことですが、ふとした時にストレスを感じます。

 

2つ目は上着のポケットの位置の高さ。

移動中や陸っぱりの釣りの時は、スマホや財布をサッと取り出せる位置に入れたいのですが、位置が高いので取り出しにくく、少し窮屈です。

いろんな理由があってのこの位置なのでしょうが、もう少し低い位置にも欲しかった…。

(ウェーダーの着用時を考えてなのでしょうか?)

2019年モデルではサイドポケットが追加されています。

そのため、従来のスマホや財布などの取り出しくさは解消されたようです。

 

最後は首周りの高さ。

一見普通に見えますが、首元が柔らかい素材の上に高さが低く、首元からかなり風が入ってきます。

以前に使っていたものや通常の「イージス」だと首元が立つので、風が入りにくくネックウォーマーもいらないくらい。

しかし、「イージスオーシャン」だと寒いときはネックウォーマーが必須になるので、ちょっと残念。

 

まあこちらもメーカーとしては何かしらの意図があるのかもしれませんが…。。。

 

不満点といえばこれくらいで、後は快適に使えています。

首元もネックウォーマーをしていれば解決するので、そこまで大きな問題ではありませんね。

 

この辺りの事は、やはり着込んでみないと分からないので、買ってすぐにインプレを書かなくて正解でした。

ワークマンに直接聞いてみた!「イージスオーシャン」の洗濯方法について

意外と見落としがちなメンテナンスの方法。

使っていれば汗もかきますし、釣りをするなら魚の血や粘膜も付いてしまうことも多いです。

 

こんな事をした後には、ズボン部分に魚の粘膜がびっしり付いてしまいます。

で…気になった洗濯の方法ですが、洗濯機にそのまま突っ込むのは良くないだろうと思い、ワークマンに直接電話で問い合わせをしてみました。

見落としがちな「イージス」の洗濯方法

生地は裏返して、ぬるま湯(30℃以下)で手洗い

洗剤には中性洗剤を使用

乾燥させる時は陰干し

しっかり乾いた後、全体に防水スプレー等を使用すると機能が長持ちする

という感じ。

洗濯機の使用は、生地が痛むのと中綿が偏るので、使用は控えた方いいということです。

 

(正直に言いますと、私はズボンだけは今のところネットに入れて洗っています。メーカー推奨ではないので、オススメはしません。)

「イージスオーシャン」は来シーズンも売り切れ必須!?

釣り仲間では2名「イージススノー」を買っており、「めっちゃ暖かいしコスパがすごい…」とのこと。

普通の釣具メーカーのウェアと比べるとそうなりますよね。

 

この価格ができる理由の一つに、売り切れる量しか製造しないからというワークマンの方針があります。

反面、在庫が沢山あるという事は望めずに、入手が困難になってしまうという状況にもなってしまうようです。

 

2018年もおそらく同じように売り切れ必須になるかと思うので、今シーズン買い逃した方は早めの時期から動いたほうが良さそうです。

今年の傾向としては、まずは秋頃に店舗で販売されて、その後ネット販売開始という感じでしたが、ネットは即完売。

来シーズンも実店舗に早めに行ったほうが購入できる可能性が高いかもしれませんね。

 

今回は2017年の冬に購入したワークマン「イージスオーシャン」のインプレ。

来年2018年のモデルは、また変更があるかもしれませんが、是非購入する際の参考にどうぞ。

追記 ※2018年モデルは変更ほとんどありませんでしたが、2019年モデルはデザインが若干変更され、上着にサイドポケットが追加され、さらにグレーカラーのモデルが追加されています。




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