メタルジグって鉛の塊なのにそれなりの値段がします。
その上ボトムを取ったり、タチウオ、サゴシのシーズンはロスト率も高めです。
そのような理由からけっこう自作されてる方は多いみたいですが、既成品の型をとっての複製が多いのではないでしょうか?
今自分がいる環境が特殊ってこともあり、知人から「デザインから自作で作りません??」と言われ‥そりゃ乗るしかないでしょ!ということで3Dプリンタなどを駆使しデザインから自作メタルジグを作成してみました!
手順は
パソコンでデザイン作成
↓
3Dプリンタで出力
↓
出力したものをシリコンで型取り
↓
出来上がった型に鉛を流し込む
↓
塗装して出来上がり!!
オリジナルメタルジグ作成に必要なもの
・パソコン
・3D-CADソフトRhinoceros(体験版で可)
・中芯に使う針金
・硬質鉛
(アンチモニというものが含まれているため純粋な鉛よりも固くておすすめ)
・離型剤
・ベニヤ版
・シンナー
・ 紙ヤスリ
・太めの輪ゴム
3Dプリンタでオリジナルメタルジグを作ってみた!
3Dモデル作成ソフトのダウンロード
3D-CADのソフトRhinocerosというソフトをパソコンにインストールします。
っていきなりハードルが高いですが、自分もまっさらな状態から始めましたが人に聞きながらでどうにかこうにかインストール成功。
ちなみにRhinoceros(ライノセラス)とはパソコン上で自分の好きな形のデータを作るソフトウェア。
よくわかりませんがそういうものらしいです。(ちなみに体験版は3ヶ月程無料ですが、有料版は15~20万程するらしいです‥ひえぇ~)
対応OSはWindows XP以上、MacだとOS X 10.8.5以上で動くのでとりあえず体験版をダウンロード!
体験版ダウンロードはこちらから
まずはデザインから
デザインはこんな感じで出来上がりました。
大まかな手順は‥
➀外枠決める
➁外枠の中の部分を浮き上がらせて高さを決める。(立体化にする作業でここで好きな部分を高くしたりしてウェイトをどこに置くかを決めます)
➂ここまでは線の集合体だったものに面を貼る。
➃エラや目、ウロコをつける
➄作成物に隙間がないかチェック。
⑥写真の左下を見てもらえばわかるように半身しか作ってないので、もう半分は半身をコピペして終了。
3Dプリンタにて出力する
こんな感じで出力されました。
なんとなく思っていたとおりのデザインになって感激!
耐熱シリコンで型取り
➀表面にパテを塗りけ乾かす。
②全体を紙やすりで削り滑らかにする。(鱗やエラなどの意図的な凹凸は無くさないように)
➁頭とお尻の両先端に穴を開け事前に切っておいた中軸の両端を指しておく。(写真のような状態)
➂板の上に型取り用ブロックを組み上げ油粘土を平らに敷き、3Dプリンタで出力したものを半分埋め込む
(周りのくぼみは後から流し込むシリコンとのかみ合わせを良くするために適当にペンの頭等で穴を開けたもの)
➃耐熱シリコンを流しこむ
(耐熱シリコンには凝固液?みたいなのもついてくるので分量を間違えないように。注ぐ際には気泡が入らないように気をつける)
➄固まった後(3時間くらいかな??)粘土を剥がし、粘土が入っていた部分(先にシリコンを注いだ側と反対側)にもシリコンを流し込む。
(流しこむ前に離型剤をたっぷり塗っておかないと後から剥がすの大変です)
➅固まったら周りのブロックを取り、1回目と2回目のシリコン同士を剥がす。
ここで離型剤がうまく付着しておけばすんなり行きますが、そうでなければナイフやなんやかんやでけっこう頑張って剥がしていきます。
(出来上がった型は崩さないように!下の画像は自分のものであまり上手くいきませんでしたが、ギリギリ使えました。)
そして、鉛を入れる穴と空気の抜ける穴を彫刻刀などを使い掘っていきます。
鉛を入れる穴は円錐状(広い面が注ぎ口)に深く大きめに掘ります。(小さいと鉛が入って行きません)
空気穴は小さくていいので鉛を入れる穴と同じ方向で!反対に作ると鉛がこぼれてしまいます。
とりあえずここまででその2へ続きます。↓
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デザインから自作メタルジグを作ってみた(必要なものリスト)その2
メタルジグはロスト多いのにけっこう高い! でも自分で作れば安上がり&釣れた時の気持ちもサイコー!ってことで作ってみたメタルジグ。 型さえ出来れば後は量産するだけなんで市販の物を型どるのが普通ですが、今 ...
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